p.8-2  医療被ばく、日本は世界一 ↑前のページへもどる

 医療被ばくには限度が決められていません。限度を決めると必要な検査が受けられなくなるからです。そのかわり検査による利益が被ばくをして受ける検査のリスクよりも大きくなければなりません。これを正当化といいます。
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 左のグラフは放射線副読本と同じデータで、日常生活で受ける放射線の量を詳しく解説しています。日本は医療被ばくが世界平均の6倍以上になっています。日本には世界にあるCT機器の1/3があります。CT検査では通常の胸のエックス線検査の200〜400倍被ばくします。検査による被ばくもがんの原因になり、線量から計算すると医療被ばくによる発がんは日本が世界一になります。イギリスやオーストラリアでなされた研究で、CT検査によって白血病や脳腫瘍が増加することが報告されています。

        
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