p.10-4  放射線の遺伝的影響 ↑前のページへもどる

 放射線被ばくが子孫に及ぼす影響を遺伝的影響と言います。ネズミやショウジョウバエの実験では,親に照射すると子や孫の世代にがんや形態異常が増えるという報告があります。また1986年に旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故の事故処理にあたった労働者の子どもに染色体異常が増えたという報告もあります。ただ、広島・長崎の原爆被爆者の子どもにがんが増えたという報告はありません。

       
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