p.13-1  原発から80km圏内の地図 ↑前のページへもどる

 福島第一原発から80キロ圏内に限定した地図は前回同様に掲載していますが、こうした限定した地図のみにすることで、放射能汚染は福島県のごく限られた地域に限定されているという、誤ったイメージを持たせようとしています。
 また、80キロ圏の地図は事故1か月後、事故42か月後、事故78か月後の3つを示すことにより、「事故後、時間が経つにつれ、空間線量率が下がっていく様子がわかります」と説明しています。それはその通りですが、大切なのはこのデータは、半減期2年のセシウム134が減少したことを意味し、今後、半減期30年のセシウム137は長寿命なので、少しずつしか減っていかないことを言わなければなりません。



原子炉から溶け出し環境中に放出されたセシウム137,放射性ヨウ素などをはじめとする色々な種類の放射性物質はその時の風にのって流れ、雨や雪について落下し、東日本一帯を汚染しました。        
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