教師用p.4 原子と原子核 ↑前のページへもどる

 この部分の記述全体が、福島原発事故などまるで無かったかのように、平常時の理科の教科書のような記述になっています。
 イメージングプレートを今使ったら、飛散した放射性物質ではるかにくっきりと短時間で撮影ができるのではないでしょうか。
 事故により広範な地域に放射性物質が拡散し、そこいら中に放射性物質が観察される状況に一言も言及せずに、実験室の中で「放射線を発生させる装置」についての記述が掲載されています。東日本では、わざわざ放射線を発生させなくても、事故により現実に拡散された放射性物質が環境中に大量にあります。それがどのようなもので、どんなところに存在するか、そうした知識こそが今は求められているはずです。
 このような部分にこの副読本の問題意識が問われています。

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