生徒用p.13 自然界から受ける放射線量
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 このグラフは、福島原発事故の前の日本の状況です。 それを忘れてしまうと、世界平均よりも日本での被ばくの方が 少ないようになっているので、生徒は安心してしまうかもしれません。 ですが、事故前でさえも教師用指導書p.22(右グラフ)にあるグラフを見ると、 日本人の被ばく量の方が医療被ばくのせいで多くなっているという現実があります。
 なぜ、こちらのグラフを生徒に紹介しないのでしょうか。 自然界からだけ受ける放射線量を比較するグラフとどちらが重要な情報でしょうか。 こどもたちは、総体としての被ばく量を知っておく必要があるのではないでしょうか。
 また、日本のこの被ばく量は、福島原発事故により確実に増大しています。 そのことを指摘する必要があるはずです。
こういった点にも、文科省がわざとこのようなデータを示している(隠している) のではないかと考えてしまいます
教員用p.22-b の注も参照。

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