生徒用p.14 体内、食物中の自然放射性物質
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 これだけ自然の放射性物質があるわけですから、 それ以上の人工放射線を被ばくしない方がよい、 という方向でこの問題を解説するべきではないでしょうか。 「これだけ放射線は身の回りにあるのだから、少々増えても大丈夫」 と考えさせるためにこの資料をのせているのでしょうか。 放射線と生命は共存できないという考え方が基本にあるべきだと思いますので、 このような資料の提示の仕方には疑問を感じます。
 また、昔、チェルノブイリ原発事故の時には、 輸入食品は放射性セシウムの線量を1kg370ベクレルで規制して、それを超過したものは、 原産地へ送り返していました。その基準でいえば、ポテトチップや干ししいたけ、 干し昆布は食べられないことになります。
 それくらい放射線にはきびしく対処した方がよいということを、 こどもたちには示した方がいいと思います。
 

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