教員用 p.14 簡易放射線測定器の活用
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 今、関東地方以北の学校で、放射線測定器で線量を測定すれば、 ほとんどの学校で、驚くような数値が観測される。 この副読本では、そのことに全く触れず、福島原発事故前と 何ら変わらない脳天気な内容になっている。
 もちろん、観測されるのは、福島原発から放出された放射性物質による放射線である。  とりわけ、雨どいや雨水ますなど、雨などが集まりやすいところで、 高線量が観測されるはずである。学校敷地内ならば、体育館の大きな屋根の雨水を 集める集水ますなどは、必ずといっていいくらい、高線量のはずである。 集水ますに溜まった、土砂などが高線量の原因なので、それらを定期的に除去したり、 高圧水で洗浄したり、除染作業が必要な場所があちこちにあるはずである。
 これは、なにも学校だけに限らない。民家や、民間の建造物でも、 あちこちで高線量が観測されるはずである。花こう岩や、湯の花、マントルなど、 特殊なものを用いなくても、環境中のあちこちに福島原発由来の放射性物質が溜まっているはずだ。
 このような現実に目を向けさせない放射線の扱いは、いったい何の役に立つのだろうか?


新潟県十日町のHPより

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