原発の燃料 ウラン@

   原発の燃料ねんりょう ウランの採掘さいくつ
 
■燃料ペレット
 原子力発電に使われる燃料はウラン燃料といい、図1のようなペレットになっています。
 ウラン燃料は小さくても大きなパワーをだすと書かれています。そして図2のように他の燃料とくらべられています。石炭と比べると7万分の一で同じパワーを出すと書かれています。
 それではウラン燃料ペレットは石炭のようにそのまま土の中にうまっているのでしょうか?
 そんなことありえませんよね。
 ではウランはどのようにして小さな燃料ペレットに作られてゆくのでしょうか。


■ウラン鉱石の掘り出し

 燃料をつくる第一歩は、ウランのふくまれている鉱石こうせき がたくさんあるところをさがし、その鉱石をほりだすところからはじまります。
 地表に近いところに鉱石があれば一番かんたんにほれます。しかし、そのほったあとを見てください。図3のように放射性物質ほうしゃせいぶっしつをふくんだ残土ざんどがむき出しになって、雨にながされ風にふかれて環境汚染かんきょうおせんをひきおこしています。

 ウランが地下ふかいところにある場合には図4のように坑道こうどうをほって鉱石をとりだします。
 
 せまい坑道の中でウランやラジウムなどの放射性物質をすいこみながら仕事するわけですから、肺ガンになったり健康をわるくする人がふつうの人よりも何ばいも多くでます。
 そして生活にこまったアメリカインディアンなど先住民せんじゅうみんに放射線の危険きけんを知らせないではたらかせたために、 がんや白血病はっけつびょうがふえ、異常いじょうを持った赤ちゃんが多く産まれるようになったりしているのです。
        



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