生徒用p.20   退避や避難の考え方
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 福島原発事故の際に、「パニックを防止する」ということを名目にして、 必要な情報が住民に伝えられなかったことの反省は一体どうなっているのでしょうか?
   例えば、放射性ヨウ素がこどもたちにとっては危険なレベルであったことを 後になって鈴木元:原子力安全委助言メンバーが公表しました(8.18.朝日新聞)。 彼は何回も原子力安全委員会に通知したそうですが、彼の報告は公にはなりませんでした。
 自治体や県や国も正しい情報を伝えませんでした。そればかりか、 事故当時ヨウ素剤を配付し、飲ませようとしたことを、まるでデマのように扱った メディアがいくつもありました。(読売新聞2011.3.15、2011.3.21)
 また、ヨウ素剤の服用は必要ないと公言した、御用学者(山下俊一: 福島県放射線リスク管理アドバイザー3.21.)もいました。
 こうした問題点の指摘・反省なしには、今後の防災計画は立てられないはずですが、 このような問題についての真剣な検討は、未だかつて聞いたことがありません。
 

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