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放射線から身を守る
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放射線から身を守るには、放射線のある場所に近寄らないことが第一です。 この放射線副読本には、どんなところが放射線が強いか、どんなところに放射性物質がたまっているかについて具体的な情報がまったくありません。いまこどもたちに必要なことは、事故由来の放射性物質が身の回りにある環境で、どうやって被ばくを避けて暮らしていくか、そうした日常的に注意しなければいけないことを、きちんと心得ることです。 ![]() また、背の低いこどもたちは汚染されてしまった地面に近い場所を歩くので、大人より放射線の危険にさらされることがあります。 ■福島で放射線量を測定してみたら・・・ ![]() ![]() ![]() 測定画面↓ 左上の数値は上から地上高1m、50cm、10cm。ビデオ画像・測定値・GPSがリンクしている。画面上にカーソルを乗せてみてください。 ![]() ■意外なところにホットスポットが・・・・ この測定器で福島市周辺各地を測定している吉野さんによると、次のようなことが明らかになっています。 @:一般に発表される空間線量は、ほとんどがモニタリングポストで計測された地上高1mの値です。1mの値が低くても、同じ場所で地上高10cm・50cmで測ると、より高い線量が記録されることがあります。 ![]() A:道路の真ん中は、放射性物質が流れやすく、アスファルトも硬いので線量が低く、こどもたちが歩く道路のはじや歩道の方が線量が高いことが多いそうです。こどもたちには、自動車に気をつけながら、なるべく道路の真ん中を歩くようにすすめたいくらいだそうです。 ![]() ![]() (上・左写真の"ミゾ"、歩道敷石の継ぎ目) ![]() 写真提供は、NPOシャロームの吉野裕之さん 下の柚木ミサトさんの絵を参考に、こども目線で考えてみましょう。 ![]() |
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