生徒用p.3-3   風に乗って北西や南西の方角を中心に
        広い地域で・・

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 放射線量の高いところは、事故時の降雨・降雪の影響が大きいようです。福島第一原発から漏れた放射性物質は プルームと呼ばれる雲のようなかたちで風に流され拡散していきました。そのプルームが通り過ぎる時に、雨や雪がふるとそれに混じって放射性物質が地面に降下・沈着したようです。
 遠く離れた場所に高濃度の場所:ホットスポットがあるのも、そうした理由です。

 副読本3ページの地図は陸上に積もった放射性物質の量を表していますが、それよりももっと多くの放射性物質が福島第一原子力発電所の東に広がる太平洋に拡散していきました。下図はアメリカのASR社のサイトに載っているシミュレーションです。
 海への流出は現在(2014.6.)も続いていますし、原発建屋の内部や汚染水タンクに蓄えられている汚染水が、今後大量に流出する危険もあります。
 汚染水・海洋汚染の問題はこの副読本ではまったくふれられていません。
  こちらをご覧ください。


画像をクリックすると、オリジナルのシミュレーションのページにリンクします。
この資料は NOAA(アメリカ海洋大気庁)やアメリカ海軍などのデータをもとにしています。
この図は、2012年3月の状況のシミュレーションです。

 海洋の汚染は、魚介など水産資源の汚染を意味しますから、漁業者の方々の心配は無理もありません。 魚など一匹一匹の線量をきちんと公表する取り組みが求められています。

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