原発現地@
| 1:原発ってどこにあるの? ■六ヶ所村■ 2:核燃サイクル基地とは? 3:開発計画と村人のたたかい? 4:核燃計画と反対闘争 5:六ヶ所村のこれから | ■上関原発■ 6:上関原発ってどこにあるの? そこにどうして原発計画が? 7:問題点1、祝島の場合 8:問題点2、自然保護の立場から 問題点3、地震と防災、そして軍事基地 9:問題点4、用地と漁業権の問題 | 
| 原発現地の人々 | 
| <原発ってどこにあるの?>  Q 原発(原子力発電所)って、どこにあるの?東京に住んでいるぼくたちの家の近くにはないんだけれど? A そうだね。じゃあ、まず、下の日本全国の原発の地図をみてみよう。これを見て、なにか気づくことはない?   Q うーん、海岸線にそって建っているね。 A もう一つ地図(図2)を見てみよう。これはなんの地図かわかる? 色のこいところと、うすいところは何をあらわしていると思う?   Q わかるよ、これ、社会科で習ったような気がする。日本の人口分布の地図だと思う。 A ピンポーン!その通り。この地図にも、さっきの原発の場所が書き込まれているから、それとあわせて考えてみて? 何か気づいたことはある? Q あ、そうか、わかったよ。まず、原発は、人口が少ない地域にあるんだ。たしか、過疎地 かそちっていうんだね。 A その通り。電気をたくさん使うのは、人口の多い都市の人たちですよね。とすると、何だかおかしくない?  都市に住む人たちや企業きぎょうなどは、過疎地で作られた原発の電気を、長―い送電線を使って送ってもらっているのよ。 それから、もう一つ考えてほしいことがあります。最近、日本の食糧しょくりょうの自給率じきゅうりつが低い(食糧を輸入にたよっている)ことが問題になっているわね? 海岸近くの人々の多くは、半農半漁はんのうはんぎょ:農業と漁業をはんぶんづつで生活している人々が多いのよ。そこに原発の計画がやってきたら、その人たちの生活はどうなるとおもう? 農業や漁業はどうなっていくかしら? ということで、この章では、原発の建設が、誰によって、どう計画され、住民たちはそれをどう迎えたか、考えてみよう。 全部はできないから、次の2か所に代表してもらう。 @:原発のゴミをすべて運びこまれ、危険な再処理工場さいしょりこうじょうをかかえる青森県六ケ所村ろっかしょむら。 A:さいきん知事によりうめ立て許可が出た山口県上関かみのせき原発。 | 
|   |  →No.
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