福島原発事故とヤマトシジミ C |
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■どんな変化がヤマトシジミにあらわれたか・・
@:福島で5月につかまえたヤマトシジミは、他の場所でつかまえたものに くらべて、はねが小さいことがわかりました。 ふつう、チョウのはねは、寒いところほど大きくなることが知られてい ますが、福島のチョウは、放射線の強いところほど、はねが小さくなる ことがわかりました。 放射線が成長をさまたげているのではないでしょうか。 A:5月よりも、9月につかまえたチョウの方が、はねが小さくなったり、脚あし や眼(複眼ふくがん)・はねの形/もようなどに、 異常いじょうが多くありました。 また、こどもや、孫の代にも異常が多く見られました。異常はつみかさなり、 子孫しそんへと引きつがれて(これを遺伝いでんといいます)いったようです。 |
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B:ヤマトシジミのはねもようの異常は、寒いところで育ったチョウにも あらわれる (これをコールドショックという) そうですが、それとはあきらか にちがうようです。 親から子・孫へ、脚やはねもようなどの異常が遺伝していくようです。 |
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C:羽化するまでの日数のちがいがみられました。 チョウがさなぎから出てきて、大人のチョウ(成虫)になることを羽化うか といいます。 福島に近いところのチョウほど、大人になるまでの日数がよけいにかかっていました。 これは放射線がチョウの成長をさまたげたことによるのではないかと考えられます。 |
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